ケータイ小説

2008年8月20日 (水)

ターミナル 40

4階の階段を上り屋上に着くと葛城香織が待っていた。


5月下旬の心地良い昼下がりだった。


直人はてっきり香織に告白されると思っていた。


腰辺りまである黒髪を伸ばした、笑顔の少ない女の子だ。


『実は村上にお願いがあるんだけど・・・』



おいおい来た来た。



『一緒にやってくれない?』



えっ!!昼間っからそんな事を言って…。



『ボーカルやってくれない?』


『はいっ~?!』


『ちょっと事情があって奈津子抜けちゃったんだ、お願い。
  帰宅部なんだからいいじゃない』


あの歌い方も顔も可愛かった加藤奈津子が脱退したのか。


歴史が少しずつ変わってきているな。


直人の存在が周りの人間の環境を少しずつ変えているようだ。


香織の訴えかける乙女な視線に全く気づかずに少し考えてOKした。


『サンキュー!!じゃあ明日からヨロシクね』


そう言ってそそくさと階段を下りていってしまった。




その日の放課後、幸恵といつものように下校し、音楽を本格に


やりたくなって軽音楽部に入る事を告げた。



彼女の幸恵には香織に誘われたからとは言えなかった。



『そうなんだ…。でも、私もバイト始める事にしたからいいか。
  毎日練習って訳じゃないでしょ』


素直に受け答えする幸恵に対して妙に罪悪感を感じた。



でも、やりたかったのにやらなかったバンドへの期待が少しずつ



直人の心を支配していった。






つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年8月19日 (火)

ターミナル 39

1年生歓迎会が終わりブレイクしたアイドルみたいに




2週間位、廊下を歩く度に男女問わず声を掛けられた。





良く思っていない輩も当然いた。





ザ・ブラックハーツの奴らだ。





軽音楽部なのに飛び入りの直人達に一泡吹かされたからだった。





すれ違う度にガンを飛ばされるが、内心かかってこいやと思っていた。





前世の直人は大学時代に打ち込んでいた空手があったからだ。





黒帯で2段の腕前で実質36歳を過ぎても20コ下の高校生には







負ける気がしない自信があった。






しかし、直人に対しての奴らの憎しみが先日のライブだけではなかった




事を後日知る事になる。





放課後になり幸恵と下校した。





勝井とのバンド話を毎日のようにして暫く盛り上がっていた。





いつもの公園の木の下でキスをして帰るのが日課になっていた。




それより先は親が居ない時…。そんな日々が続いていたある日、





同じクラスでプリティ・プリティのベースで葛城香織に昼休みに





話があると屋上に呼ばれた。




つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年8月12日 (火)

ターミナル 38

直人はゆっくりと前奏を弾き始める。





お互い合図を送り、勝井はバソコンを叩き曲に備える。





今まで味わった事のない快感がギターから全身に伝わっていく。




自分の音に鳥肌が立ってきた。





これがステージで味わえる興奮なのだろうか。






そして間奏が終わり直人がギター片手にジャンプを決め歌い始めた。







会場は一気に興奮の坩堝と化した。






多分みんな知らない筈なのに意味もわからね英詞に熱狂し





ステージの前どんどん人が集まっていく。






直人はヘドバンをしながら夢中で演奏した。






記憶はぶっ飛びちゃんと演奏していたのかも解らず





オーディエンスの渦に巻き込まれていった。



2曲目からの曲順は、確か・・・

Deep Purple 『Highway Star』


TM NETWORK 『BEYOND THE TIME』




ラストは、Europe 『The Final Countdown』





気付いた時には打ち込みの音楽は停まっていて、





ギターをギュワーンと歪ませながら





『どうもありがとう』と連呼していた。






結局1年坊達を一番熱狂させたのは、広瀬川NETWORKだった筈だ。







つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年8月 7日 (木)

ターミナル 37

直人はステージに上がり勝井の横に置いてあるギターを手に取る。






『一発かましてやろうぜ!!』






勝井に小さい声で言った。






勝井にも気合いが入る。






ギターを抱えてディストーションエフェクターのペダルを踏み






音を歪みませながら調律を合わせる。






一年坊達も空気を読み静まりかえる。






調律が合ったところでワウペダルを踏み込みギュワーンと音を歪ませる。






キーボードとギターでやる曲ではないが一発目はコレだ














Guns'N'Roses 『Welcome to the jungle』







ワウペダルを踏み込み出だしの部分をゆっくり弾く。








たぶん会場の数人しか解らない曲である。







音を歪ませ、チョーキングを噛まして体育館を揺らす。







何て気持ちいいんだ音楽って







会場は静まり返りコレから起こる激しい楽曲を期待しているのが





伝わってきた。






お楽しみはこれからさsign03




つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年8月 3日 (日)

ターミナル 36

何とか一曲目が終了した。






『えーそれではサポートメンバーを紹介します。ギターの村上です』







男子生徒の誰かが






『て言うかお前がサポートじゃね?』





と言った言葉に会場は爆笑の渦に。





その中をサングラスを掛けて茶色の髪を逆立てた直人が入って行った。







太いボンタンにガグランのボタン全て開けて、髑髏のロックTシャツに





十字架のシルバーネックレスをしていた。






気合いの入った格好を見て少しずつどよめきが減っていった。






つづく



お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年8月 2日 (土)

ターミナル 35

最初の曲はGet Wild。




勝井は元々はっきり言って音痴なのだが緊張のせいか








さらに声が裏返ったりして会場を爆笑の渦にしている。







ある意味盛り上がっているんじゃねえ?(笑)








頭のよろしくない高校なので、一年生も不良ばかり。







ヤジを飛ばしたり口笛吹いたりして散々煽りまくっている。







直人は勝井の希望どおり一曲目は袖で見てくれと言われていたが







見るに耐えかねる。









なんとかせねばならん。






大人の威信をかけて…。




つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (2)

2008年8月 1日 (金)

ターミナル 34

幕が上がると左側にパソコンと正面に楽器のキーボードを






置いた勝井が独り立っていた。





自分の中ではなりきり小室哲哉と言ったところだ








『一年生の皆さん生徒会の勝井です。本日は長い間ご歓談頂き






お疲れ様でした。我々の演奏で最後です。ごゆっくりお楽しみに下さい』









会場はしらけていた。









先程までの熱いバンド演奏と異なった異空間を発していたからだ。












キーボードを叩いて音源を起動させると少し会場から






『オー!』と言う歓声が上がる。




つづく



お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月31日 (木)

ターミナル 33

勝井と一緒に機材をセットする。






昔懐かしいパソコンと勝井のキーボード







そして勝井に借りたギターを置いた。







直人は趣味でギターを15年やっていた。






勝井は直人の演奏の巧さに少々ビビっていた。







今まで培ってきた技術をタイムスリップしてもそのまま使えるのが





大きな武器だ。






そして、体が若いから順応性がありキレもある。





そして運命の幕が上がった。







つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月30日 (水)

ターミナル 32

次に登場したのは、プリンセス・プリンセスのカバーのプリティ・プリティ。






同じクラスの葛城がベーシストのバンドだ。






こちらは、演奏重視のバンドで最高に巧い。






ボーカルの加藤奈津子はかなり可愛い。





一年生は大盛り上がりで演奏は終わった。





そして、遂に俺らの出番だ。




つづく




お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ
 にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ   日記@BlogRanking

| | コメント (2)

2008年7月29日 (火)

ターミナル 31

ザ・ブラックハーツ
長澤弘志      ボーカル
篠原明         ギター 
中村宜広      ベース
上原俊也       ドラム

プリティ・プリティ
加藤奈津子   ボーカル
中山冴子      ギター
葛城香織      ベース
松本美穂       ドラム
佐藤玲子      キーボード





遂に本番の日を向かえた。




午前中は演劇部とダンス部のステージ。




午後は吹奏学部の演奏の後に軽音楽部の出番だった。




新入生歓迎会は2年生のみの結成で各部活が成長を競っていた。




勝井とのバンドなんて明らかに場違いな連中扱いだった。




まずは、ブルーハーツのカバーバンドのザ・ブラックハーツが出てきた。



みんなコスプレでもしているようなソックリさん。





特にヒロト似の長澤弘志はライブパフォーマンスもそのままで




良く研究しているようだ。



つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ
 にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ   日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月28日 (月)

ターミナル 30

不良も多いクラスで軽音楽部の奴らが数人居て、



その中には黒髪のベーシスト葛城も居た。




生徒会長の勝井は理系クラスだった。





放課後は勝井の家でバイトの打ち合わせ。







幸恵に自由を奪われていた直人は幸恵も一緒に




お邪魔させて貰っていた。






歌の練習は幸恵と一緒にカラオケボックスへ。






幸恵監修のもと勝井とのバンド広瀬川NETWORKが完成した。





つづく




お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ
 にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ   日記@BlogRanking

| | コメント (2)

2008年7月27日 (日)

ターミナル 29

恩田の彼女は石巻の高校しか受からなくて遠距離恋愛に




ピリオドを打ったはずだったのに、仙台の私立高校に合格し



多賀城の祖母の家に居候させて貰う事になったらしい。





岩尾はバイト先で2コ上の彼女が出来た。




古川は、長崎と良い関係に発展し、登下校を共にしている。





男だけで過ごした高2から卒業までの状況と確実に変わっていた。



つづく







お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってね
sign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月26日 (土)

ターミナル 28

村上直人 16歳(36歳)

綾瀬幸恵   直人の彼女 16歳

長崎朋美   幸恵の友人 もうすぐ古川の彼女

矢野寛子   幸恵の友人

恩田大輔   ヤンキー風の友人 16歳

古川重之   茶髪でロンゲ 16歳

岩尾信也   背の高い奴 16歳

勝井芳信   生徒会長

葛城香織   軽音楽部のベーシスト




新学期になり、クラス替えになった。




前世では理系に進んだが、社会に出てみたら経済学を




勉強してみたいと思い、文系に進む事にした。




少しずつ自分の歴史が変わりつつあった。




幸か不幸か悪友の恩田、岩尾、古川も同じクラス。




直人と一緒ならどっちでも良かったんだと。




なんて主体性のない奴らなんだ。矢野と長崎と幸恵は隣のクラス。




初体験をしてから、幸恵のべったり度が確実に上がっていた。




正直、他のクラスでホッとした直人だった。




男連中でパチンコ行って麻雀をやっていた日々は



恐らくなくなるんだよな。




それはそれで寂しいけど、やっぱり彼女が居る方が楽しいものな。





いつの間にか友人達にも変化が出ていた。





直人がタイムスリップした事による影響なのだろうか?





つづく





お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月25日 (金)

ターミナル 27

幸恵の長い茶髪を触りながら温もりを感じていた。




幸せのひとときだった。




『ユッキー、4月にさぁ新入生歓迎会で勝井とバンドやる事になったよ』




『そうなんだ、凄いね』




『TMだって笑っちゃうだろ』




『私も見たいなぁ』





『練習にユッキーも付き合って貰うよ』




『嘘~!凄い』





直人は再び幸恵の体を優しく触り始め夢の続きに向かった。



つづく



お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってね
sign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (4)

2008年7月24日 (木)

ターミナル 26

顔を赤くしていた幸恵だったが、もこの状況に馴れてきたみたいで




キスを楽しんでいた。





年の差があっても愛し合っている二人。





何も後ろめたい事はない。





そして二人はベットに沈み込んで男と女の終着駅に辿り着いたのだった。







つづく





お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってね
sign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月23日 (水)

ターミナル 25

直人は卒業アルバムを見ている幸恵を抱きしめた。




抱き締めようと思ったわけではなく、自然に体が動いてしまった。





直人はいい大人だから、こんな展開は当たり前だったが





幸恵はこんな展開に慣れていないから心臓の高鳴りが




聞こえてくるのではと思う位に緊張していた。





実生活では有り得ない20歳も離れた女の子との恋愛。





幸恵が事実を知ったらどう思うだろうか?





幸恵の肩を両手で抱いて直人は目を見つめて言った。




『幸恵…好きだよ』





罪悪感はあるが、押さえきれない感情が体も若返っているせいか





強く沸き上がってくる。





直人は幸恵にキスをした。




つづく

お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月22日 (火)

ターミナル 24

幸恵の部屋は魅惑の世界への入口だった。





卒業アルバムを見ながら




『ユッキーは誰が好きだったの?』





『えっ?この人だったかな』






遠慮がちに指を差す。






『へぇー面食いなんだね、ユッキーは』






『もう…うるさいな!』






幸恵の笑顔と傍で感じる甘い薫り。





直人はもうおかしくなりそうだ。



つづく


お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月21日 (月)

ターミナル 23

幸恵の家の近所のレンタルビデオ店で待ち合わせした。





店内を物色して一本のビデオを借りて店を後にした。





途中でコンビニ弁当を買って幸恵の家に向かった。





ランチをしながらのビデオ鑑賞。





映画の内容より、幸恵の笑顔ばかり見ていた気がする。





このままリビングでまったりしてはと思い





『ユッキーの卒業アルバムみたいな』






『うん、じゃあ私の部屋に行こうか』






『そうしようか』





期待を胸に幸恵の手を繋いで部屋に入った。






つづく





お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってね
sign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月20日 (日)

ターミナル 22

バンドの打ち合わせで勝井と会う時間も増えたが、




幸恵とも勿論会っている。





憂鬱な期末テストを終えて春休みに突入していた。





幸恵にはいつも癒される。





実際は20歳離れた年の差カップル。





本当は話も合わない所だが、一応同級生だからそんな事はない。





直人にとって特典だらけのタイムスリップだった。







今日は母親が外出して居ないからと言う事で幸恵の家に誘われた。





もう交際一ヶ月だし期待が高まるばかりだった・・・。




つづく


お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月19日 (土)

ターミナル 21

ターミナル第二部スタートsign03

平成元年3月。





昨年、東京ドームが完成し美空ひばりが初めてコンサートを開いた。





ミュージシャンの目標が日本武道館から東京ドームに移っていった。




その道への第一歩になるのかsign02




次期生徒会長の勝井の家でバンドの打ち合わせをしていた。





『やるからには一番目立とうぜ』





直人は拳を握り勝井に訴えかけた。




『だよな。俺さ、TM NETWORKやりたいんだよね』





『TM?確かに流行ったもんな』





『まだまだ、流行ってるよ』





『まだ、そうか…』





俺も当時はTM人気が一生続くものだとこの時は思っていた。





『で、何やりたいんだ?』





直人は懐かしさに浸りながら聞いた。





『やっぱり最初は逆襲のシャアのBEYOND THE TIMEだろ』




『ベタだな。アニメオタクだと思われるぞ』




『アニソンだって名曲は名曲だろ』



『他のメンバーはギターとか?』



『俺がパソコンで打ち込みしてキーボードで演奏するよ』


勝井が誇らしげに言った。





『そいつはすげえな。小室みたいじゃん』




『ま、まぁな・・・へへへ・・・』

つづく



お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってねsign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ にほんブログ村 自転車ブログへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月14日 (月)

ケータイ小説 難しいね

先日、一部完となった『ターミナル』を書き終えて次の展開を思考中。




どんな展開で行くか真剣に考えています。




今までどおり普通に書くのかそれともプチエッチな話を混ぜるのか・・・。





どうすっかな・・・。

0715


お暇なら”ポチっ”としてランキングも覗いていってね
sign03
にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (2)

2008年7月 9日 (水)

ターミナル 20

カラオケに行って、そのまま居酒屋に流れ込む。




代々先輩方が通っていた伝統の店で、高校生だと判っていても




迎え入れてくれるところだった。




それだけ良い時代だったんだと良い風に考えてみよう。




直人の右隣はやっぱり幸恵で、左隣は次期生徒会長の熊田だった。




話題の中心は直人と幸恵が交際を始めた事で、散々冷やかされた。




そして、隣の熊田が直人に耳元で囁いてきた。




熊田『あのさ~!』




直人『何だよ』




熊田『実は俺とバンド組んでくれよ』




何でも4月の第2週に1年生のレクレーションに出て欲しいようだ。




午前中は演劇部と吹奏学部で、午後はダンス部とフォークソング部と




赤田のバンドが出演するとの事。




コンピュータでリズムを打ち込み、キーボードで弾き語りをしようと思ったが




難しい曲がありボーカルを探していたらしい。




赤田『なあ、頼むよ。カラオケだと思って楽しくやろうよ。な?』




実は前世ではこの誘いを断った。




大学を目指して勉学に打ち込もうと思っていたからだった。




直人『おお、いいぜ!』




軽く受けてしまった。本当はやっておけばと後悔していた事だったからだ。




この誘いを受ける事が平凡だった人生に別れを告げる事になり


壮絶な人生の幕開けとなった。






一部  完

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月 8日 (火)

ターミナル 19

勝井芳信  次期生徒会長
佐藤隼人  勝井の友人 サッカー部でスポーツ万能
熊田良太  勝井の友人 テニス部でひょうきん者






遂に学生にとって嫌な季節を迎えた。





そう、一週間後が期末試験という最悪な時だ。





でも、俺ら帰宅部にとっては楽しい季節。





そう、普段遊べない部活組と遊べる時。





勉強しろよという声が聞こえて来そうだ。





今日は次期生徒会長といつもの連れ二人との楽しいカラオケ。





しかも、一旦家に帰り私服での合流。





二次会で居酒屋に行く為だ。





勝井芳信は目立ちたがり屋の次期生徒会長。





なかなかの秀才でこうして遊んでいても成績はいつも上位。





努力を表に出さないタイプだった。





佐藤隼人はスポーツ万能でサッカー部。





中学の時は県選抜に選ばれる実力を持ちながら




天は二物を与えイケメン。





テニス部の熊田良太は、ひょうきんなキャラが受け





いつも回りに女の子がいた。





三人とも同じ中学で大の仲良し。





そして、取り巻きの女の子4人と幸恵グループ3人の総勢14人になった。



つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへ にほんブログ村 自転車ブログへ にほんブログ村 自転車ブログ ポタリングへ 日記@BlogRanking

| | コメント (2)

2008年7月 3日 (木)

ターミナル 18

幸恵『村上君は好きな人いる?』





不意打ちを喰らったように直人は同様した。





直人『え?特に居ないけど。でも、最近学校を一緒に


        行っている娘が気になってるかな』





幸恵『え?』





直人『一緒に居ると楽しくて、明るくて優しい娘なんだ』



と幸恵の目を見ながら答えた。







幸恵はひと呼吸置いて、




『もし、良かったら私と付き合って下さい』







お~女の子から告白された。俺の人生初だ。奇跡だよ。





『先に言われちゃったね。俺も綾瀬さん好きだよ』





幸恵『ありがとう!ジュースもう一杯持って来ようか』



恥ずかしそうに話を逸らす感じに言った。







直人『そうだね。一緒に取りに行こうよ』





幸恵『うん!』





そう言って幸恵は直人に寄り添ってドリンクコーナーまで歩いた。





幸恵はとても幸せそうに笑う女の子だ。





この笑顔をいつまでも大切にしたいと直人は思った。




by
hawaiiantommyGREEEEN KISEKI キセキ


つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年7月 2日 (水)

ターミナル 17

学校が午前中で終わる土曜日の昼。




昨日の約束どおり二人でファミレスに向かった。




幸恵はいつも楽しそうに話をする。





当時の女子高生らしい、明るくて爽やかで可愛い彼女だった。





もっと一緒に居たいと強く思うようになっていた。





食事を終えて、ドリンクバーを飲んでいる時に





幸恵が真剣な表情で切り出した。







つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月30日 (月)

天津木村

最近、一押しの芸人!!


あると思います。

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月28日 (土)

ターミナル 16

最近、耳から離れないのがこの曲

ANTHRAX
『Got The Time』

前回同様にカラオケは大盛り。




女の子が居るだけで、楽しさが倍増するからだ。




長崎と古川も仲良さそうに曲を選んでいた。





二人は高校卒業間際に交際を始め、1年の同棲を経て結婚して





一男一女の平凡な家庭を築いている。








幸恵が歌い終わると古川がマリオネットを歌い始めた。





隣に座っている幸恵が直人の耳元で、





『今度は二人で来たいな』と言いながらうつ向いた。






今日は二人で何処かに行きたかったのだな。






だから、あの時浮かない顔をしたんだ。ちょっと安心した。





『明日は土曜日だから、学校終わったら二人で食事しようよ』





直人が言うと幸恵は静かに頷いた。






さて、今日のカラオケも盛り上がるぞ!!




つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月27日 (金)

ターミナル 15

女子3人で話を始めたので直人は、悪友グループに駆け寄った。





直人『岩尾と恩田も行くだろ。カラオケ』





恩田『ワリ~彼女と約束があるんだ。一応受験生だから励まさないと』





ひとつ年下で地元の彼女だった。




恩田の実家は石巻で漁師をしていた。仙台の高校まで通うのが




大変なので長町の伯母の家に下宿していた。







中学生と高校生のちょっとした遠距離恋愛だった。





確かあまり長続きしなかったのを記憶している。




直人『岩尾は?』





岩尾『俺、今日バイトだ』





直人『そうか、じゃあ今日は4人だな。良かったな古川、ハハハ』





古川『う、うるせえよ』




つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月26日 (木)

ターミナル 14

放課後になったら、古川が席に近づいてきた。





古川『なぁ、村上!今日もカラオケに行かないか?先日のメンバーでさ』





直人『ああ、いいぜ。長崎の事が気になるからか?』





古川『は?うんなわけねえだろ。ヤローだけで行くより、女が居た方が
       

        楽しいからだよ』





直人『はいよ。じゃあ綾瀬さんをダシにして長崎に言ってみるよ』





古川『無理に誘わなくていいからな』





直人『ハイ、ハイ!』




古川の落ち着かない姿が妙にいじらしかった。







直人『長崎、今日もカラオケ行かない?ユッキーも誘ってさ』





長崎『へ?いいよ。ヒロ(矢野)はどう?』





矢野『ごめん。今日はバイトなんだ』





直人『そうか、それは残念だな。また今度行こうよ』





矢野『OK!ユッキーとは最近どう?』







答えようとしたら、教室の後扉から綾瀬幸恵が入ってきた。





幸恵『村上君、一緒に帰ろう』





直人『ちょうど良かった。これから皆でカラオケに行こうと思って


        いたんだけど、どう?』





幸恵『う、うん。いいよ』





少し小さな声で浮かない顔をしていた。





教室に入ってきた時は笑顔だったのに。ちょっと気になるな。





つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月25日 (水)

ターミナル 13

幸恵と行く学校は楽しい。




冷たい北風だが、何か心地良い空気に包まれていた。





幸恵『村上君さぁ、はいすくーる落書き見てる?私、あのドラマ大好きなの。


       保坂尚輝、カッコイイよね』


懐かしいなぁ。そうか、この年にやってたんだ。





直人『俺もあのドラマ見てるよ。主題歌好きだな。情熱の薔薇だよね。


        俺のカラオケ十八番!』




幸恵『え!違うよ。TRAIN-TRAINだよ。本当に見てるの?』


あちゃ~しまった!





情熱の薔薇はパート2の方だよ。





まだ、この世界に来たばかりだから迂濶な事は言えないな。





直人『そう!そう!曲名間違えちった』


幸恵『朝からボケボケだね(笑)。そう言えばこの前、カラオケ行って


        思ったんだけど、村上君って歌上手いね』



そりゃそうさ。高校の時に流行った曲なんて、もう20年カラオケで


歌ってるもの。友人と歌い、接待で歌い・・・。





直人『本当に?俺、バンド組んじゃおうかな』



当時は空前のバンドブーム





もてたかったらバンドやっとけと言われていた時代だった。

恥ずかしくて誰にも言えなかった歌手になりたいという夢。





沢田研二やチェッカーズに憧れていつかあんな大きなステージに


立ってみたいと思っていた。







小学生の時に周りのみんながプロ野球選手になりたいという夢に





同調していたが、実は歌手になりたかった。

そんな遠い昔の記憶を思い出しながら、幸恵と一緒に学校に着いた。




つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月18日 (水)

ターミナル 12

高校生に戻り3日が過ぎた。



直人は臨死体験中に見る夢の中の出来事だと思っていたが、



多分タイムスリップをしてしまったのだと考え始めていた。



1日目は寝れば現実に戻って病院のベットの上か何かで




目が覚めると思ったが、そうではなかった。



だったらこのチャンスをしっかり掴んで人生をやり直そう。






並木通りで自転車を停めて人を待つ。





それは綾瀬幸恵だ。




5分もしないうちに彼女が来た。




バレンタインのカラオケ後に、一緒に学校へ行く約束をしたのだった。



つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月14日 (土)

ターミナル 11

村上直人  16歳(36歳)
綾瀬幸恵  隣のクラスで長崎、矢野の友人
長崎朋美  クラスメイト
矢野寛子  クラスメイト
恩田大輔  ヤンキー風の友人
古川重之  茶髪でロンゲ
岩尾信也  背の高い奴



懐かしいなあ~!





今は無きプレハブタイプのカラオケボックスだ。





受付小屋に恩田達が居た。





3人とも、ちょっと驚いた顔をしている。




古川『どうしたんだよ。綺麗どころを連れてさ』




直人『実は、さっきナンパした』





女子に聞こえないように小声で言った。





恩田『やるな、お前』




そう言いながらヘッドロックを喰らわされた。





長崎『オッス!実は今日、ユッキーが村上君にチョコ渡したの』




と言いながら両手で綾瀬の肩を叩いた。




女子はこうやって外堀を埋めるのが上手い。




でも、ナイスな援護射撃



岩尾『マジか?村上!!』




直人『まあな』




綾瀬『もうやめて、恥ずかしいよ』





と言って顔を赤くしてうつ向いてしまった。




直人『ご、ごめんね。余りにも嬉しくてさ』






なんだこの滑らかな舌は。






イケメンになった自信からなのか?




矢野『もうこの話は終わり。さあ早く歌おうよ』




古川『では皆さん3号室へご移動願います』




こうして新たな高校生活がスタートしたのである。



つづく

にほんブログ村 自転車ブログ クロスバイクへにほんブログ村 観賞魚ブログ 熱帯魚へにほんブログ村 小説ブログ BL小説へ日記@BlogRanking

| | コメント (0)

2008年6月13日 (金)

ターミナル 10

直人の誘導で恩田達が待つカラオケボックスに移動した。



過去にはなかった女子達を